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さて、今回は「学習:英語編」を記事にさせて頂きます。「早期英語教育を開始するか否かの判断基準」と「英語学習の開始時期」の個人的な見解を中心に記載します。今回は、現時点での考え方をそのまま記載していますので、不快に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、教育ビジネスの餌食になりつつある、もしくは、なっている方にとって、一助になればと思い、また、同業者として、質の低いサービスを提供している業者を放置はできないので、そのままお伝えします。
英語を早期にさせるか否か
英語を習い事の1つとして、お子様に学習させるか否か(させたいか、まださせたくないか)は、お子様の教育にご興味のあるご家庭の間では、ホットな話題かと思います。
我が家の選択においては、迷うことなく「NO」の選択をしました。ですが、もし我が家が下記の全条件をクリア出来ていれば、早期の英語学習を少しは検討していたかなと思います。ただ、早期英語学習を開始するにしても、数学は重要である為、勉強時間を毎日、英語と数学の両方に1.5時間ずつ(合計3時間程度)割けるだけの勉強習慣を我が子につけることが出来るか、親がそれに付き合えるかは最優先事項として考えたでしょう。
判断基準は2つ
・年収1000万以上(夫もしくは妻、単独の収入。お子様2人目以降は、1人あたり500万円)
・「インターナショナルスクールに通学可」もしくは「海外に移住可」のどちらかの選択肢を選択可
大まかに言ってしまうと、お子様が活動しているほとんど全ての時間を英語に触れさせてあげられる環境を用意できる経済力と、親御様の断固たる決意があるか否かです。仕事柄、英会話教室(インターナショナルスクールではなく)に通われているお子様と沢山触れてきましたが、本当に辞めた方が良いと思います。英検2級以上であれば未だしも、それ以下の級であれば、英検合格自体も英語力の指標になるかはとても疑問です。なぜなら、ある程度まで、語彙力(暗記)で合格出来てしまうので、英語の力が身についてると勘違いしやすいです。親御様も、「英会話教室へ通っているんだから、将来きっと役立つ水準の英語力が身についているに違いない(身についていて欲しい)」と思い込みたいのだと思います。投資した分のリターンを求める気持ちは至極当然だと思いますが、プライドだけ高くても、中身が伴っていないと価値はありません。
インターナショナルスクールに通っていなくても
インターナショナルスクールに通われているご家庭は、英語環境としてはとても良いと思います。ただし、前述の条件を満たしていなくても、きちんと長期的な視点に立ってお子様の学習を計画していけば、後から始めても全く心配ありません。むしろ、「よりベストな選択肢」だと思います。根拠も明示したいのですが、長くなってしまう為、それは、今後の我が家の英語学習の様子と結果を記載することで、証明すると共に、小分けにして記載していきたいと思います。
教育ビジネスはあれやこれや巧妙に数値やデータを用いて、不安を煽ります。「英語耳」「臨界期」「周波数」等、巷の会話の中で出る英語にまつわる色々な噂。きちんと根拠を調べ、書籍で学習したり、時には論文自体に目を通さないと、教育ビジネスの良いカモになってしまいます。塾を稼がせているだけなら未だしも、お子様は「時間」という貴重な財産を失うことになります。親も子どもに「勉強しなさい」というだけでなく、自身の「学ぶ姿勢」も問い直さないといけませんね。(自戒の念も込めて)
英語開始のタイミングは、思考力が備わってから
我が家は本日に至るまで、全く英語学習をしていません。学校の授業と国語で触れるローマ字くらいです。しかし、Tくん「高校数学終了/小5」、Sちゃん「中学数学終了/小3」の結果を受けて、僕が考える思考力が最低水準まで養成されたと感じたので、来年から本格的な英語学習を開始しようと考えています。
1年間で中学英語修了水準まで身につきます。
思考力の土台が出来れば、中学英語(英検3級修了)は1年あれば身につきます。当然、コスト(お金・時間・親の労力等)が大幅に下がります。
例えば、幼少期の英会話教室でおなじみのポップな絵のついたフラッシュカードで、何度も繰り返し沢山の時間をかけて覚えていく会話表現や文法も、理解が伴えば一瞬です。毎回毎回、繰り返すだけ、時間の無駄です。最終的に、英会話教室を代表とした似非英語学習(学習者)よりも、英語力は高いレベルに到達できると思います。
僕個人としては、小学生英語を強みに挙げている学習塾は「胡散臭い」と思っています。他に強みがないから、流行りにのっているだけだろうなと。そして、インターナショナルスクールではなく、英会話教室に通わせている親御様も「(お子様が)英語を習っている」という自己満足・安心を買っているだけに過ぎないのではないかと思っています。
最後に一言
細かく説明すると記事が長くなってしまう為、割愛しますが、オール・イングリッシュなどと称して、英語学習における文法や精読を軽視する風潮がありますが、そのような英語はファッションに過ぎません。きちんと根幹・王道を押さえるべきです。親御様も色々な情報に踊らされ、見栄や不安から、英語を早期に開始しがちです。しかし、英語と同系統の言語を母語とするならまだしも、日本語と英語はあらゆる点で全く接点のない異質な言語ですので、日本人が「英語で英語を理解し、英語で考える」ようになるには、よほどの才能と修練がなければ身につけることは無理です。簡単に身につくものではないということです。また、学校の教科書のようなチープな文章では、知性が育まれるはずがありません。日本に生活の拠点を置いている多くのご家庭にとっては、英語学習に関して、総合的に考えて、もっと良い方法があると思います。方法論の詳細は、「Educatio」として、実際の英語学習の事例を挙げながら後日記載します。
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