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大学受験までの学習ロードマップ──どの時期に何を積み上げるべきか
ここまで、
と、学習がどのように変化していくかを見てきました。
では、小学生から大学受験までの学習は、
どのような順序で積み上げていくべきなのでしょうか。
今回は、
大学受験までの学習ロードマップ
として整理していきます。
小学校低学年(〜小2)
この時期に最も重要なのは、
言語環境
です。
例えば、
・日常会話の中で理由を説明する
・絵本を読んで内容を言葉にする
・「なぜ?」と問いかける
といった経験です。
この段階では、
問題を解くことよりも、
言葉を使って考える経験
が重要です。
実際、この時期に
語彙が少ない
文章を理解できない
といった状態があると、
後の学習で大きな差になります。
小学校中学年(小3〜小4)
この時期は、
学習の転換点
です。
算数であれば、
・割合(何を基準にしているのか)
・分数(1とは何か)
といった、
「意味」を理解する必要が出てきます。
ここで重要なのは、
答えを出すことではなく、
なぜその答えになるのかを説明できるか
です。
例えば、
「なぜこの式になるのか?」
「どこが条件なのか?」
といった問いに答えられるかどうかが、
理解の分かれ目になります。
小学校高学年(小5〜小6)
この時期は、
思考の精度を高める段階
です。
例えば、
・文章問題の条件を整理する
・複数の情報を組み合わせる
・自分の考えを言語化する
といった力が求められます。
ここで、
「なんとなく分かる」
から
「構造として理解している」
状態に引き上げることが重要です。
中学生
中学生になると、
学習量と難易度が一気に増えます。
しかし本質は変わりません。
例えば英語では、
・主語は何か
・なぜその時制になるのか
数学では、
・どの条件を使っているのか
・どこが論理の出発点か
を常に考える必要があります。
この段階で、
思考せずに解く習慣
がついてしまうと、
高校で確実に止まります。
高校生
高校では、
大学受験に向けた学習になります。
ただし、
ここで初めて努力をしても、
土台が弱い場合は伸びにくいです。
逆に、
これまでの段階で
言語
思考
構造
が整っていれば、
演習によって大きく伸びていきます。
Educatioの学習設計
Educatioでは、
小学生から大学受験までを
一つの学習構造
として設計しています。
その中心にあるのが、
無学年制
です。
例えば、
理解が進んでいる単元は先に進み、
曖昧な部分は戻って確認する。
このように、
理解の状態に合わせて学習を動かす
ことで、
無理なく学力を積み上げることができます。
学習は「順序」で決まる
ここまで見てきた通り、
学習は
いつ始めるか
ではなく、
どの順序で積み上げるか
で決まります。
例えば、
語彙が不十分な状態で長文を読む
構造が分かっていない状態で応用問題を解く
といった学習は、
努力しても効率が上がりません。
教育は長期設計
教育は短期間で完成するものではありません。
小学生から大学受験まで、
10年以上にわたる積み重ねです。
そのため、
その場その場の対処ではなく、
長期的な学習設計
が必要になります。
最後に
ここまで、
学習の順序と積み上げ方について整理してきました。
教育において重要なのは、
何をどの順序で積み上げるか
という設計です。
同じ時間をかけても、
設計によって結果は大きく変わります。
Educatioでは、
思考構造を軸とした長期の学習設計を行っています。
もし、
お子様の学習の進め方や、今後の方向性について
長期的な視点から整理されたい場合には、
当塾の考え方をご理解いただいた上で、
個別のご相談も承っております。
教育は、速度の問題ではありません。
設計の問題です。